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未来につなぎたい大切なものは? 〜それぞれの視点で持ち寄る広場〜 未来につなぎたい大切なものは? 〜それぞれの視点で持ち寄る広場〜

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オーガニック講座の取組み

コラム3回目、私の最終回では、市民と小山市が協働で開催している「オーガニック講座」の紹介をしたいと思います。


令和3年12月1日に「小山市有機農業推進協議会」が設立され、小山市は有機農業の健全な育成・普及・発展を通して、持続可能な地域の存続・発展を図ることを協議会規約に定め有機農業の普及や推進に取り組むと共に、これに依って得られた有機米などの農業生産物を学校給食に利活用することになりました。


このような取り組みは、農林水産省が令和3年に打ち出した「みどりの食料システム戦略」の「有機農業産地づくり推進」国費支援事業として小山市が取り組むことから「小山市有機農業推進協議会」が組織されました。


小山市は、国支援の中から有機農業の生産を中心に据えながら、生産から得られた農産物の流通や、消費者が容易に入手出来る取り組みや、生産者・流通事業者・消費者の三者が交流して理解を深をめる取り組みなどを事業化することにしました。
その中で「オーガニック講座」を小山っ子の未来を守る会が企画書として提案して事業化となりました。講座の主旨は、「食の大切さ、食の安全性、有機食の素晴らしさなどを伝えること」にあります。講座は令和4年8月から毎月、日曜日又は土曜日に市役所会議室を主な会場として無料公開講座として開催しています。

講座のそれぞれは、「小山市の学校給食」、「世界で一番安心・安全な鮨にこだわり40年」、「オーガニックってなぁに?〜医師が伝える、親子で笑顔になれる食と暮らし〜」、「地方でも可能なオーガニックスーパーの経営」、「オーガニック野菜がどうしても必要だ!〜和ビーガンシェフ本道佳子が小山にくる!〜」、「子どもたちのために広がるオーガニック学校給食」、「宮澤賢治に学ぶ食と農」と云うタイトルです。学校給食担当係長、オーガニック鮨店店主、自然派を心掛ける女医、オーガニックスーパー経営者、和ビーガンシェフ、元農水大臣、と多彩で第一線で活躍されていらっしゃる講師陣となりました。講座は、YouTubeで公開されていますので講座に参加出来なかった方はご覧ください。

講座の開催によりオーガニックの意義の理解や素晴らしさ、小山市の取り組みの理解に結び付くなど手応えある事業となっています。まだ2月、3月が残っていますので是非、地域を理解することにも繫がりますのでご参加ください。

講座のアーカイブは >こちら:小山っ子の未来を守る会公式チャンネル

講座の案内については >こちら:小山市ホームページ「小山市有機農業推進協議会」

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石川さんのコラム全3回は本記事で最終となります。地産地消やオーガニック促進の活動についての情報をありがとうございました。
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