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未来につなぎたい大切なものは? 〜それぞれの視点で持ち寄る広場〜 未来につなぎたい大切なものは? 〜それぞれの視点で持ち寄る広場〜

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市民も当事者として考える、
小山の地域医療

先日、第10回小山の地域医療を考えるシンポジウムに参加してきました。

このシンポジウムでは、小山の地域医療を考える市民会議の活動報告や、医療関係者の講演、パネルディスカッションを聴講することができました。

今回の講演は、茨城県西部メディカルセンターの梶井英治先生の「ウィズコロナ時代、私たちはどう生きていけばよいか~地域医療の現状と課題から今後に向けて~」そして新小山市民病院の理事長、島田和幸先生の「新市民病院10年のあゆみと、これからの10年~小山市の地域医療を守るための取り組み~」

講演とパネルディスカッションを聴講

梶井先生の講演では、コロナウィルス関連の情報や活動や変化、病院はどのような状況なのか、今後はコロナウィルスがどのようになっていくのかの予想、地域医療を守っていくには?などのお話しが伺えました。

これからまた大きく変化していくと思われる中で、自分がどのような行動をとっていくかどうか、とても参考になりました。

島田先生は、これまでの市民病院の歩み、新市民病院の取り組み等をお話しされていました。小山にある大きな病院ということで、身近には感じていましたが、様々な取り組みを行い、経営の面でも非常に参考になる講演でした。

そこで感じたのが、患者の私たちも自分の健康にしっかり関心を持った方が良いということです。

医療に関する啓発ポスターも貼られた、当日の会場

私はもともと1型糖尿病を7歳の頃からもっています。このコロナ禍で、万が一自分の体調が悪化して救急搬送となった際、素早く受け入れてくれる医療機関があるのかどうか、受け入れてもらえなかったらどうなるのだろうかと考えた時、少し怖くなりしっかり自己管理をしなければと思いました。

病気を持っているいないに関わらず、しっかり自分の健康を守ることで、地域の医療も守れるということを講演で改めて感じることができました。

「考えよう!小山の医療の“いいところ”“課題”について」というパネルディスカッションでも様々なご意見や、会場からの質問もあり、とても有意義な講演会でした。ここでも、やはり地域の医療を守るのは、病院側だけではなく、私たちもしっかり意識していくことが必要だと感じました。

第10回となる今回でしたが、どなたでも関わることがある、生活に密着した地域の医療のことを考えるとても良い機会となりました。

小山の地域医療を考える市民会議は、メンバーを募集しているそうです。予定が合う時に参加するということも可能なようなので、お気軽に参加してみてはいかがでしょうか?


小山の地域医療を考える市民会議 > 小山市ウェブサイトでの情報ページへ

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