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未来につなぎたい大切なものは? 〜それぞれの視点で持ち寄る広場〜 未来につなぎたい大切なものは? 〜それぞれの視点で持ち寄る広場〜

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次世代の「ものづくり」で支える未来の小山!

小山にゆかりがある高校生が、自分の将来や、まちの未来について「こうなったらいいな」 「こんな未来にしたいな!」を考えながら、意見交換を重ねて、いろんなチャレンジを行なっていく「おやま高校生まちづくりプロジェクト」。今年も3期目がスタートしています。 このコラムには、そのメンバーから3名が、毎月1本ずつ、リレー式に寄稿してくれることになりました。今回は、1期目と2期目で活動してきた先輩2名に続き、今期から参加中の夘月碧端さんに寄稿していただきました。(アサッテ広場 編集部)

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皆さん、こんにちは。小山高専電気電子創造工学科3年の夘月碧端です。
もともとイベントごとが大好きで、それもただ参加するだけではなく、高専でも学祭の実行委員をやったりしていて企画からつくっていくことにやりがいを感じるタイプです。駅のポスターやインスタで「おやま高校生まちづくりプロジェクト」を知って迷わず参加しました。 

高専では、色々なコンテストへ参加しています。1年の時はロボコンチームに参加していて、2年の時に はデザインコンペティションに出場するチームで、荷重に強い橋梁の設計を仲間たちと考えたり・・・。1年の終わりころからは、実際に人が乗って楽しめるローラーコースターを製作するチーム「Craft Team STARSS」にずっと参加しています。先輩たちが、この様子を YouTube にあげているのを見て「面白そう!」と思い入れてもらいました。 

楽しそうだと思ったことはどんどんやるタイプなので、部活でも演劇部やシネマ研究部などに入っていて、授業も大変ですが、実際にものづくりをする機会は、こういう自主的なプロジェクトに関わらないとつくれないので楽しんでやっています。

ローラーコースター製作での苦労は、早起きくらいですね(笑)。朝の4時くらいまで作業をして、 次の日は10時に起きるとか。去年の夏休みは先輩の家に3週間近く泊まり込んで合宿しながら製作していたので、その頃は大変でした。先輩たちから学ばせてもらいながら、 僕は僕にできることとして、宣伝局⻑として情報発信のメディアを作ったり、取材対応の窓口を担ったりしています。今月は、11月11日に富士見幼稚園、12日には「おやまバルー ンフェスタ」で公開させてもらう機会をいただきました。

活動はどんどん続けていくので、ぜひホームページなどをチェックしてみてください。 https://starss-rcproject.com

「おやま高校生まちづくりプロジェクト」に参加してみて、高専以外の同世代と繋がれたことが嬉しいし、刺激になっています。みんな、それぞれやりたいことを明確に持って参加しているし、やりたいことを出し合って、話し合いながらカタチにしていく過程が楽しいです。 

僕自身は、やっぱり「ものづくり」が自分の軸になっていて、小さい子どもたちに、ものづ くりの楽しさを伝えられる機会を作りたいと考えています。 僕自身の将来の夢としては、エンターテイメント業界に進んで、アトラクションの開発などに関わりたいと思っています。小山市のこれからを考えたときに、アントレプレナーシップ (起業家精神)を持った、ものづくりが好きな技術者が、もっともっと増えてくるといいと思います。

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夘月さんが参加するローラーコースター製作について、ウェブメディア『月刊高専』に、 チームへの取材記事が掲載されています。こちらも合わせてお読みください。 (アサッテ広場編集部)