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未来につなぎたい大切なものは? 〜それぞれの視点で持ち寄る広場〜 未来につなぎたい大切なものは? 〜それぞれの視点で持ち寄る広場〜

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田畑と食卓をつなぐ
栗原宏さんを紹介します。

市民コラム「おやまの小さな自慢ダイアリー」、4期目として11月から寄稿していただく書き手のお一人、Sunフーズ株式会社の栗原宏さんを紹介します。

栗原さんは、2008年に農産物の卸売販売を行うSunフーズ株式会社を設立され、2017年からは、市の委託を受けて中央町の「まちの駅 思季彩館」の運営を担われています。顔が見える農産物や加工品の販売とともに、館内には、大盛ご飯で有名な、おいしいおかずのバラエティに富むランチを味わえる食堂もあり、中心市街地の食の拠点になっていますね。
そして、多くの方がご存知のように、小山市の特産品を活かしたビールの製造を構想され、2021年6月から「808(ヤオヤ)ブルワリー」と名付けた小山のクラフトビールの販売がスタートしています。

提携する農家さんや農園から農産物を直接買い取り、まちの駅や商業施設などで販売したり、学校や福祉施設などへ届ける。
品質的には問題なくても形状などの面でそのまま販売はできない農産物を活用し、惣菜やお弁当をつくり販売する。
小山市の特産品であるハトムギ、小粒で商品にならない大麦、「ふゆみず田んぼ米」のうち規格外となってしまった米。それらを用いた、小山ならではのクラフトビールを製造する。

栗原さんがこれまでに積み重ねてこられた事業は、まさに、「おやまの「田畑」と市民の「食卓」をウェルビーイングな循環でつなぐ」取組みだと言えるのではないかと思えてきます。

田園環境都市おやまビジョンの策定に向けて、セミナーでの学び合いや、ワークショップでの語り合いも進んでいますが、8月末に開催した第1回セミナー「小山版SDGsを探る 地域社会の持続可能性を支えるものは?」で、講師の高橋朝美さんから、「その幸福は、誰かの、または、他の地域や国の不幸の上に成り立っているかもしれない」と言う問いかけがありました。
誰ひとり取り残さず、市民一人ひとりが、心身も社会的にも幸福な状態、ウェルビーイングであり続けられる未来を目指す時、栗原さんのこれまでの事業の積み重ねから、私たちは大切な手がかりを学べるように思えます。

・・・・と、これからコラムを寄稿していただく栗原さんにハードルを上げてしまったかもしれませんが(笑)、このような考えで、お忙しいところを是非に!とお願いをした次第です。3回の連載、楽しみにお待ちください!