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大人も子どもも自然と繋ぐ。門馬悠一さんを紹介します
市民コラム「おやまの小さな自慢ダイアリー」、3期目として9月まで寄稿していただく書き手の方々のお一人、門馬悠一さんを紹介します。
あ、お会いしたことがある方かも!
そう思われた方も少なくはないかもしれません。渡良瀬コウノトリ交流館、渡良瀬遊水地エコツーリズム、渡良瀬子ども自然塾で、ボランティアガイドを務めていらっしゃいます。渡良瀬エコツーリズムガイド協会では代表を務め、遊水地のヨシを活用したヨシ灯りづくりの出前講座なども実施されています。都市部の風土性調査で、子育て世代の方の聞き取りでは「門馬さんたちの楽しいガイドのおかげで、土や虫が苦手だったうちの子どもが、今では率先して草むらの中に入って・・・」という、お子さんの変化を頼もしく思う親御さんの声もありました。
写真は、昨年12月に渡良瀬遊水地コウノトリ交流館で開催された「コウノトリの巣作りを体験するワークショップ」(小山市自然共生課主催)で、参加の子どもたちや保護者の皆さんが1時間かけて作りあげたもの。門馬さんもスタッフとして参加されたそうです。
門馬さんご自身は、もともと自然や生き物が好きで、今のご活動をされているのだと思いきや、「いえいえ、花も鳥も、自然も、全く関心を持っていなかったんですよ」とのことです。福島県ご出身で、務めた会社の転勤で小山市に移り住み、海外駐在なども体験されたそうですが、縁があって退職後も小山市に住み続けることに。もともと写真撮影が好きで、インターネット上に挙げていた写真を見た人から声がかかり、当時、企画が進んでいた『るるぶ』特別編集 小山版の制作チームに入ることになりました。それ以前にも増して、取材で小山市内各地に出かけるようになった門馬さんは、渡良瀬遊水地に初めて行った時の感動が、今の活動の原点だと言います。「こんなに広々とした非日常の空間が、身近なところにあることに驚きました」。
都市部にお住まいの門馬さん、最近では、小山市内のまちなかにも残っている自然、特に「平地林」が気になるそうです。伐採されて住宅団地になったところも少なくは無いですが、まだまだまちなかにも残っていますね。門馬さんの目には、どう映っているのでしょうか。コラムを楽しみにお待ちください。(おやまアサッテ広場編集部)