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未来につなぎたい大切なものは? 〜それぞれの視点で持ち寄る広場〜 未来につなぎたい大切なものは? 〜それぞれの視点で持ち寄る広場〜

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記事制作チーム「白鴎大学 地域メディア実践ゼミ」紹介(後編)

多様な視点を持ちより小山市の未来を考えていくウェブマガジン『おやまアサッテ広場』。未来に生きる当事者の視点で若い世代だから書ける記事を書いてほしい!と、取材&執筆での参加をお願いしたのは、J R小山駅東口に本キャンパスがある白鴎大学経営学部メディア実践ゼミの皆さんです。(前編>>記事はこちら)に続き、今回は、トップバッターとして、初回の取材と記事制作を担当してくれる3名を紹介します。

写真左から、真岡市から通う経営学部4年の岩崎朱里(いわさきあかり)さん、那須塩原市出身の経営学部3年の泉浦光(いずみうらひかる)さん、埼玉県宮代町から通う経営学部4年の牧野甘那(まきのかんな)さん。それぞれに、「地域を取材して記事を制作する」というゼミ活動に参加している理由や抱負などを語ってもらいました。


岩崎さん
「2年生の時に真岡市の市会議員さんのインターンに参加したんです。その時の活動を通して、地元のことを何にも知らないんだなって痛感していました。3年になって下村先生のゼミに入って足利100年カルタの記事制作に参加した時に、他の地域で知ることや学ぶことが、自分の地元にも生かせるし、地元でまちづくりに携わりたいと考えている私の将来にも生かせるんだと気づきました。気づいたというか、足利での取材でお世話になって地域の人たちに教わった感じですね」


泉浦さん
「僕は、社会科の教師になりたいと思っています。教育学部ではなくて経営学部に在籍していて教職に必要な単位を取らないといけないので、大変といえば大変なんですが・・・。教師になるにあたって、僕は、地域のことを知ることとか、地域研究の進め方とか、地域について学んでおくことが大切だと思っていて、それで、3年になってメディア実践ゼミに入りました」


牧野さん
「今は、どんな情報でもネットで手に入る時代だけど、やっぱり自分の足で歩いて、自分たちの言葉で発信する活動は、とっても大事なことですよね。3年の時のゼミの活動で、栃木のいろんな地域の魅力や、地域の人のいろんな営みに触れることができて、自分にとって、とても良い経験になっていると思っています」


地域でものごとをおこすには、まず地域のことを知ることから。しっかりと現場を把握することから。長く生きている大人は、ともすれば忘れがちな基本的なことですが、それぞれの言葉でしっかりと語られて、頼もしい限りです。

さて、今年度の小山市での取組みは、岩崎さんがリーダーとなって進めてくれます。取材先の選定やテーマについても、編集部から伝えたいくつかの案をもとにゼミで話し合って決めてくれました。その企画書から要点を紹介します。

◎小山市11地区~「小山のアサッテを探しに行くミライ発見旅」として取材に出かけたいと思います。◎田園環境都市ビジョンづくりのための11 地区の風土生調査の進行にリンクして、散歩のように出かけて、地域に根差して活動している「ひと」に出会いたい。
◎私たち若者が、ふだんの行動範囲では出会う機会がない方々を取材させていただき、若い世代に向けて発信することで、小山の素敵な「ひと」や「取組み」が次の世代へと繋がっていくと考えたからです。
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そうして、風土生調査の最初の対象地区、生井地区の報告書に目を通した3人が、「お会いしてお話を聞いてみたい」と初回の取材で出かけたのは、渡良瀬遊水地のヨシを用いて「ヨシズ」製造業を営む生井地区の池貝孝雄さんのご自宅です。

かつては、多くのヨシズ生産者がいましたが、今では小山市内では池貝さんだけが、息子さんとともに生産を続けています。取材チームは、どんなお話を聞いてきたのでしょうか。記事のアップを楽しみにお待ちください。
(おやまアサッテ広場編集部)

>>「白鴎大学 メディア実践ゼミ」紹介(前編)


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