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おやま市民ビジョン会議 おやま市民ビジョン会議
市と市民でつくる「おやま市民ビジョン会議」シリーズ セミナー&ワークショップ&報告会 開催レポート 市と市民でつくる「おやま市民ビジョン会議」シリーズ セミナー&ワークショップ&報告会 開催レポート

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2023/08/28開催 そもそも持続可能な社会って? 学び合うセミナー第1回レポート

8月28日に、おやま市民ビジョン会議01〜学び合うセミナー 第1回「小山版SDGsを探る〜地域社会の持続可能性を支えるものは?」を開催しました。
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「調べる」・「学び合う」・「対話する」という循環を作りながら、2054年の小山市のあるべき姿、ありたい姿を描いていく、田園環境都市おやまビジョン策定の取り組み。
昨年度までは、庁内で職員の皆様を対象とした勉強会を、講師の方をお招きして開催してきましたが、今年度は、市民の皆様も一緒に学び合う場をもうけていきます。その第1回として、8月28日に、未来ビジョンの軸となる「持続可能な地域社会」について、そもそものところから考えを深めるセミナーを開催し、市民、職員、合計45名の参加がありました。

持続可能性、サスティナブル。
もうすっかり日常の中でも聴かれるようになった概念/言葉ですが、あらためて理解を進める場となりました。この記事では・・・
1|当日のプログラムと講師紹介
2|アーカイブ映像
3|参加者のご意見 
4|参加者のアンケート結果の公開 
5|最後に、今後のセミナーの予告と
  今回の参加者募集時のビジュアルを掲載します。
お時間ある時に、映像もどうぞご覧ください。

1|プログラムと講師紹介———————————–

おやま市民ビジョン会議01〜学び合うセミナー 第1回「小山版SDGsを探る〜地域社会の持続可能性を支えるものは?」
8月28日(月)18:00-20:00 小山市役所3階会議室ab 

1 あいさつ:田園環境都市推進課
2 趣旨説明と講師紹介:風景社・簑田
3 レクチャー:講師・高橋朝美様
風土性調査を基にしたコメント:風景社・廣瀬
4 質疑・意見交換など  
5 浅野市長よりコメント 
6 あいさつと連絡:田園環境都市推進課

講師:高橋朝美さん
一般社団法人環境パートナーシップ会議(関東地方 環境パートナーシップオフィス) 内閣府地方創生地域活性化伝道師。
長野県生まれ。学生時代よりグリーンツーリズムに携わり、有機農業が盛んな地域での農協職員経験を経て、2014年より現職。主に関東圏内で、地域の環境課題解決に取り組む様々な主体 (市民団体、自治体、企業)をつなぐコーディネーターを担っており、協働取組やESD人材育成に関わる業務など、地域での環境課題解決に向けた取り組みを支援している

2|アーカイブ映像———————————–

プログラムの3(レクチャー・コメント)4(浅野市長コメント)を収録しています。

小山市公式YouTubeで観る>こちらへ

3|参加者のご意見

レクチャーの後は、高橋さんのファシリテーションで、付箋を使ったり、隣同士で話去しながら、参加者の皆さんから質問や意見、体験談などを語っていただき、講師とやり取りする時間を持ちました。付箋の一部を紹介します。

個々に書かれたものを、再構成した画像です。

4|当日配布してご記入いただいた参加者アンケートの結果
26名の回答をいただきました。

Q1満足度
20名:参加して、とても良かった     
6名:参加して、まあまあ良かった 
他「参加したけどあまり満足していない」「全く満足できない」「良かったという気持ちと満足しない気持ちと半々くらい」「わからない」は0名でした。


Q2内容への理解度
 8名:今までよくわかっていなかったことが、しっかりと理解できた。
17名:まあまあ理解できた。
 1名:無記入
他「内容が難しくて、あまり理解できなかった」「ほとんど理解できなかった」「わからない」は0名でした。

*以下、いただいたコメントから一部を紹介します。

Q3理解が進んで良かったと思う点
◎SDG sを目指す理由、地域で取り組むべきこと
◎地域の現状を知ること、どんな地域にしたいかを考えること、それが田園環境都市ビジョンにつながるのでは無いか、ということ。
◎感覚的に、生物多様性や自然の中に(自分が)生きていることを学び直そうと思いました。
◎SDGsについては大学で勉強していたこともあり「理解の確認」ができたという思いが強いです。「ネイチャーポジティブ」「サーキュラーエコノミー」など、今までに無かった知識を身につけることができましたが、まだ、自分の生活の中に落とし込めない部分があります。(むずかしい・・・)
◎「コウノトリ保護は、それの棲む環境を保全することのアイコンで、生態系を地域で支えることである」というコメントは、目からウロコという感じで、本質的な何かに気づけたと思います。
◎「SDG sは環境のためではなく、人間のため。生物多様性は生き物がかわいそうだからではなく、人間が生きていくために必要だから・・・」今までモヤッとしていたことが、すとんと腑に落ちました。

Q4ご意見や質問など
◎稼げる農業が1つのポイントになるのかなと考えています。農業は個人経営のイメージが強いですが、法人化(株式会社)している若者もいるようで、雇用の問題や後継者問題の解決にもつながるのでは無いでしょうか。
◎「問題の外部化」について。「北関東は車社会を是としてきたのに、なぜ今更環境が大事とのたまうのか。温暖化の第一の原因は「車」だと1990年代から言われてきたのに」・・・・と、バスと自転車で過ごしてきた身として、辛辣ながら思ってしまいます。目先の利益(移動の速さ、暑さ寒さを防げる)のみならず、次世代のことも考えている他地域の人たちから怪訝に思われない行動と考え方をしていきたいと思います。

*問いやご提案もいくつかいただいています。今後のセミナーやワークショップのテーマ設定などに生かしていきます。ありがとうございました。

5|10月と11月に開催するセミナーのお知らせ(概要)

詳細や申込方法などは、小山市ウェブサイトの田園環境都市推進課のページや小山市X (旧Twitter)での発信をお待ちください。
田園環境都市推進課のページ>こちらへ

学び合うセミナー第2回
私やあなたの暮らしの「豊かさ」の指標を考える
2023年10月12日 18:00-20:00 小山市役所6階 大会議室6abcd
講師:山口覚さん:慶應義塾大学湘南キャンパス特任教授、一般社団法人まち家族 代表理事、LLP津屋崎ブランチ代表。

学び合うセミナー第3回
気候危機の時代に、小山ならではの共生社会を考える
2023年11月16日 18:00-20:00 小山市役所6階 大会議室6abcd
講師:高橋若菜さん:国立大学法人宇都宮大学国際学部教授

セミナー第1回の告知ビジュアル

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