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おやま市民ビジョン会議 おやま市民ビジョン会議
市と市民でつくる「おやま市民ビジョン会議」シリーズ セミナー&ワークショップ&報告会 開催レポート 市と市民でつくる「おやま市民ビジョン会議」シリーズ セミナー&ワークショップ&報告会 開催レポート

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2024/10/13開催「将来世代とともに考えるウェルビーイングな未来、実現への道」語り合うワークショップ第8回レポート

ビジョン策定に向けて、市民も職員も一緒に学んで語り合っていく機会を創出しようと始まった、セミナーとワークショップのシリーズも、今回の報告が最終回となりました。最終回は、改めて将来世代(わかもの)の声を真ん中に置いて、多世代で語り合う場を作ろうという企画です。
いつも楽しみに参加してくださる方も、今回が実は初めて!というかたも、そして高校生・大学生から70代まで多世代が集い、職員も一緒に語り合う、あっという間の140分でした。

1|当日のプログラムと内容

⒈ 挨拶:小山市長  浅野 正富  
⒉ 話題提供① 風景社より
⒊ 話題提供② 大学生・安達 晃太 さん
⒋ 話題提供③ 大学生・齋藤 佳礼奈 さん
⒌ グループワーク「ウェルビーイングな未来、実現への道」
⒍ 全体での共有
⒎ 振り返りのコメント:おやま市民ビジョン会議 座長 阿久津 治
⒏ 振り返りのコメント:小山市長 浅野正富

●風景社からの話題提供
1)まず、今回の姉妹編である高校生・大学生による「私たちが描く『おやまの未来』座談会」(2024年5月開催)の際の事前アンケートで見えてきた、高校生・大学生が感じている「心配事」を尋ねた結果を改めて紹介。
姉妹編WSのレポート記事は>こちら
2)次に、熊本県山都町の通潤橋や京都府の琵琶湖疎水、鹿児島県の屋久島憲章、ウェールズの「未来世代法」など、国内外のいくつかの事例を引いて、「過去」に取り組まれた地域の事業が「現在」に生きる人々にも複利をもたらし、「未来」にもつながる効果を期待できる例を紹介しました。
●大学生からの話題提供
姉妹編WSに参加した大学生にお声かけし応じてくれた安達晃太さんと齋藤 佳礼奈さんから「未来を考える時に不安に思うこと、課題だと思うこと」「自分が50歳になった時に、どんな小山市になっていると良いと思うか」についてお話しいただきました。
●2つの報告と、最後のグループワーク のお題まで、報告で用いたスライド40枚を紹介します。

●後半のグループワーク では・・・
どのグループも将来世代 (わかもの)を交えて多世代の構成とし、お互いの意見に真摯に耳を傾けながら意見交換を深めていく時間となりました。特に若者が感じている「生きづらさ」をテーマに、その背景について深掘りしながらウェルビーイングな未来へのステップを考えているグループ、地域課題に対する世代間での感じ方、考え方の違いを深掘りしていくグループなど、同じお題でも、そのメンバー構成などによって、捉え方や導き出されたことも多種多様で、それだけに「未来×ウェルビーイング」が多義性があるテーマであることが見えてきました。ビジョンの取りまとめに向けて有用な手がかりとなっています。

3|参加者の感想

当日は20名の参加があり、14名の方からアンケート回答をいただきました。自由記述の一部を紹介します。
●充実した時間でした ●Well-Beingは幅広く大きな課題でしたが、具体的に話せる場になって楽しかったです ●若い世代の人たちの意見や思いを聞くことで、未来の為には今私達ができることをしなければならないと感じた ●自分の子どもたちと同じ世代の方の考えを聞けて良かったです ●「何かをしたい」ことにはメリット・デメリットがあるのを踏まえた上で、どのようにしたら小山市がベターなものになるかを真剣に考えられたため ●大人の方や、市の方と話している中で真剣に考えることができた ●今まで、自分自身の人生について考えたことはあったものの、関連する地域のことについては考えたことがなかったので、新たな知見を得ることが出来ました ●老若男女すべて居る班で、それぞれの考え方の違いやそれによるアイデアの「マリアージュ」が大変面白かったです ●若い世代の方と話す機会がないので、とても勉強になりました ●日本の生きづらさを市でも解決できるような施策に反映してほしいと思いました ●多世代の人たちと一緒に対話をすることで、いろいろな視点から問題を考えることができてとても良い機会でした ●①②ともに発展していく上で今だけではなくずっと未来のことを考えるのは大切なこと ●今後生きていく若者として自分からできることを見つけ実行することは必要だと思った ●自分は学生の身で、行政の方と関わる機会などなく、地域のことにここまで深く考えている方がいることに驚きでした。自分は、あたり前に問題に思うことでも、世代や立場の違いで、これほどまでに多種多様な意見がでるのだなと、自分の中での問題意識について、考えを深めることが出来ました ●全ての班で取り上げたテーマがバラバラだったこと。前向きに未来を考えて行くことが、こんなに面白かったのかと、改めて発見でした ●みなさんからどんな意見が出て、具体的にどんなアクションをしたのかをもっと積極的に伝えてもらいたい。まだまだ伝わらないのが残念 ●又、パートⅡもお願い致します!とても楽しかった!お世話になりました!


この回で、ビジョン策定に向けた「おやま市民ビジョン会議」のセミナー/ワークショップは終了しました。各回の成果のまとめやワークショップ成果の記録、参加者のアンケートなどは全て、地区ビジョンを考える各地区ごとの市民・職員混成のチーム、行政分野別ビジョンを考える庁内プロジェクトチームに共有され、ビジョン内容につなげています。完成・公開まで今少しお待ちください。