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おやまビジョン市民会議 おやまビジョン市民会議
市と市民でつくる「おやま市民ビジョン会議」シリーズ セミナー&ワークショップ&報告会 開催レポート 市と市民でつくる「おやま市民ビジョン会議」シリーズ セミナー&ワークショップ&報告会 開催レポート

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2024/5/18開催:おやま市民ビジョン会議シリーズ特別編「私たちが描く『おやまの未来』座談会」レポート

今回は、「ファーマーズミーティング」に続く特別編として、5月に開催した、高校生と大学生限定の座談会の報告です。

1|企画の背景

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30年後の未来に地域社会を担う世代の考えを、ビジョンづくりに反映させていくことは、とても重要かつ必要なことです。これまでに実施した地区の風土性調査のアンケートの自由記述でも「若い世代はどう考えているのだろう」「若者の声を聞いてあげてください」などのご意見が寄せられていました。令和6年度に入り、2回目の企画として行ったのが、この座談会でした。小山市の学校に通う、または小山市から市外の学校に通う高校生、大学生を対象に参加者を募り、高校生・大学生計32名と職員が14名参加しました。

2|事前アンケート

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参加者へは、事前にGフォームを用いたアンケートに回答してもらえました。若い世代が、どのような社会課題に最も関心を寄せているかを知ることが大きな目的です。その結果をもとに、当日の話題提供などを行いました。大人/社会人よりも、若い世代の方が、自分たちにさまざまな負担が跳ね返ってくる「人口減少・少子高齢化」と、心身の健康や食糧確保などにも影響がある「気候変動」への関心が高いことがわかりました。詳しい結果については、本レポートの最後に紹介します。

3|当日のプログラム

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前半にインプット、後半にグループインタビューという構成で行いました。
1:アイスブレイク(秘書課・政策調整担当係)
2:田園環境都市おやまビジョンの取り組みについて(田園環境都市推進課)
3:事前アンケート結果の共有(風景社)
  未来ビジョン策定の意味について
  本日のワークショップの説明
4:グループディスカッション(職員が各班の記録係に)
5:発表・全体への共有
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4|グループディスカッション(1)
若い世代が感じる小山市の課題

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事前アンケートや風土性調査の結果を踏まえて「小山市の重要な課題だと思うこと」「どうあって欲しいか」を、自由に語り合う時間を持ちました。次の2枚は、グループワーク導入のスライドです。

どんな意見が出たか、2つのグループから発表をしてもらいました。その書き起こし記録を紹介します。
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【こいのぼり班】
 年上の人たちに比べたら、若者はそこまで農業に関心がないんじゃないかなということが話題になりました。それも当然で、若年層が農業に関わる機会がすごく少ないという意見がありました。おうちで農家をやっていたりとか、近所に農家がたくさんいるところだったら、収穫体験とかをやったりすることは多いと思うんですが、そういう機会がない限りは、あまり農業にふれあうことはないですよね。なので、そういった農業についてもなにか若者に興味がある企画だったりイベントがあればいいなとも感じました。就職についても、サービス業とか第三次産業のほうが就職率としては高いと思うし、第一次産業に就こうと考えている人は、親の家業を継ぐという人たちばかりではないでしょうか。

 あと、小山市でコウノトリという鳥がいると思うんですけど、コウノトリはどこにいるのみたいな感じで、名前は聞いたことはあってもどこにいるんだろうと感じる人もいるみたいで。確かに小山の外れのほうにいて、付近の小中学校とかの方だったら分かると思うんですが、若者が実際見て馴染みがあるようなものではないのかもしれないなという意見がありました。

 私たち若年層、主に中高生で、小山市に通っていたり住んでいたりする方は感じていると思うんですが、学習スペースがすごく少ないです。宇都宮市とか栃木市とかだと、学習スペース、中高生が自由に勉強していいよというスペースがたくさんあるのですが、小山市は小山駅の横にあるロブレの生涯学習センターとか、その付近しかなくて、ちょっと中心街を離れてしまうと、公民館とか図書館になってしまうと思うのですが、ちょっと堅苦しいなとか、公民館は堅苦しくない?となるんです。だから、もう少し中高生が入りやすいような施設であったりとか、もっと地域全体にそういった拠点を作るのもいいかなと感じました。

 最後に全体の総括をしてというか。若者が市の情報を得る媒体が少ないと感じます。少なかったり、あるとは思うのですが、市の公式のインスタグラムとかあると思うのですが、見させてもらったときにちょっと硬いなという印象を受けたり、中高生が関心があるようなことばかりが掲載されているわけではないので、もっと若年層を対象にした広告媒体とか、こういったイベントをやっているよというものがあったらいいなと感じました。以上です。

【かしわもち班】
かしわもち班で出たことは、一つ目が公共交通機関の整備の話です。この班は今、小山市内から外へ通う高校生と、市外から小山へ通っている高校生と大学生がいまして、高校生は自転車を移動手段でメインに使うので、やはり道の整備の課題がやはり大きくて、夜、自転車に乗る人とかは、やはりガタガタ道だと危ないじゃないですか。高校生のみんなはそこを重視しているというのがあって。大人の人は免許を持っているので、そういう細かいところを見ることが少ないので、高校生は交通の便、車とかが一番、交通方法に課題があると挙がっています。

 二つ目が空き家についてなんですが。空き家があるとやはり危ないじゃないですか。いろいろな虫とかが出てくるので。虫とかみんな怖いじゃないですか。ハクビシンとかよく分からない変な動物がいると、怖くて近寄りたくないなというのがあるので。空き地を再利用というか、そこに新しい遊ぶ場所とかを作ったり、高校生だったら遊ぶ場所は欲しいじゃないですか。小山だとハーヴェストウォークとか宇都宮だとベルモールがあって、小山にないのは、ラウンドワン・スポッチャというスポーツ系のレジャー施設が欲しいということです。若者は夢重視なので、そういうことを話しました。

5|グループディスカッション(2)
個人の幸福とまちづくりの関係性

後半は、未来ビジョンの軸になる「市民一人ひとりのウェルビーイングの実現」についての意見交換です。まず、自分自身の暮らしや体験、または、友達の経験談などから、ウェルビーイングの3つの幸福について、個人的で具体的な話を出して、みんなで共有し合います。次に、そんな個人的な体験や個人的なエピソードが、地域社会の動きとどのように関わっているか、影響を受けているか。まちづくりの方向性によっては、このアンハッピーが、ハッピーに変わる可能性があるのではないか?・・・そういう「個人の幸福とまちづくりの関係性」について、語り合ってもらいました。

後半ではどんな意見が出たか、2つのグループから発表をしてもらいました。その書き起こし記録を紹介します。
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【たけのこ班】
みんなから出た、ウェルビーイングに関する意見を施策とかとつなげてみたのですが、まず身体的な幸福という面で、自転車を漕いでいるときが幸せだという意見が出ていました。爽快な、坂道を下ったりとか、めちゃくちゃ景色がいい田園風景の中を走ったりとか、結構いいかなと思うのですが、そこが観光施策につながっていくのかなと考えました。景色のいい市内の名所をめぐったり、それこそ小山市の名所を、若干歩くには遠い距離に点々としているかなと思うので、自転車を漕いでいくのもいいのかなと言っていました。
そして、心の幸福のほうで、推しのライブに行ったときがめちゃくちゃ幸せだという意見が出たのですが、これも施策につなげたときに、まず聖地巡礼という案が出て。それこそ小山だったら、「秒速5センチメートル」という映画でも話題になりましたし、キンプリとかいろいろな有名人が小山に来てくださって、そのファンが来ることも結構あるので、そういった経済効果を見込めるのかなというのがあります。
また、最近、某46系アイドルとか超有名どころが、小山市の文化会館のような規模のライブを結構やっていたりするので、そういったライブも実施できれば、経済効果につながるのかなと思いました。
あとビールを飲んでいるときという意見が、そのときが一番幸せだという意見も出ているのですが、これもクラフトビールとか、今度は農業につながってみたりというのもありますし、飲みニュケーションということで、最近はなかなか賛否があるかもしれませんが、飲みの場で出た意見がそのまま仕事につながるという意見も出ました。以上になります。
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【3班】
ざっくりとで申し訳ないですが、社会的幸福について説明したいと思います。地域の人とコミュニケーションを取ったりすることが幸福という意見も出たりもしたのですが、友達と会話するのも楽しいとかということもありますし、地域の活動に参加したときや、近所の方々と関わりをしたとき、いわゆる挨拶とかそういうのも、社会的幸福では一番いいと思いました。
また、身体的幸福についてですが、自分は車の窓を二度割られたことがあって。2年前の7月と、去年の暮れぐらい、冬ぐらいなんですけど。原因は分かっていませんが、治安とかがあるので、車の窓を割られないようにするのとかもあったりしますが、ちゃんと治安を良くするためのことも大切だと思いますし、健康づくりとか、またはまちの活性化とか、いろいろな案が出たのですが、身体的な幸福というのは、やはり健康づくりとか治安とかまちの活性化をちゃんと良くすることも大切だと思うので、まずはちゃんと治安を良くしてから、活性化を大切にするのがいいかなと思いました。

6|フリートークの記録

(司会)
事前アンケートで聞いた皆さんの心配事。「人口減少、超少子高齢化」を選んだ方がとても多かった。そのことは私たち大人も、人口減少と少子高齢化が進行して行った先に、地域社会をどう運営していくか、行財政をどうしていくかという課題として取り組んでいますが、皆さんは、どういう観点から、不安に思っているのでしょうか?
(Aさん)
僕が主に興味を持った理由なんですが。まず中学校のときの社会科の授業で、このことがグラフの説明と一緒に取り上げられて、人口や若い層が徐々に減っていくのをグラフで見て深刻化しているんだなと切実に感じたことと、テレビのニュースでその内容が取り上げられていて、インタビューを受けていた多くの世代の人も気にしていたので、僕も同じく気になったというのがあります。
(Bさん)
今の働いている人たちが高齢者になって、私たちが大人になると、高齢者の人たちが多いと、私たちの税金の面で負担も大きくなると思うんです。今、キャベツが1000円だったり、物価も上昇しているのに、それプラス、その負担が積み重なると、すごいことになると思うんです。だから、その問題があるということを知って、興味を持ちました。

(司会)
高齢者層が増えて、それを支える働き盛りの皆さんの世代の人口が少ないと、少ない人数で多くの社会保障的なことを支えていかなければいけない。税金も増えそう、生活していけるのか?そういう面からも関心を持ったということですよね。それでは、もう一つあるんですが。気候変動で、それで自然災害が非常に激甚化したり、かつてないほどの雨量が短期間に降ってしまうとか、小山市は土地が低いところで非常に水害が深刻なところでもあります。そういう気候変動への関心や不安。事前アンケートでは2番目にあがっていました。このことで何か考えていることがある人はいますか?
(Cさん)
学校で教えてもらっているということを踏まえて、付け加えて言わせていただくのですが、SDGsに関して、社会でも今一番の大切なテーマとして言われていると感じています。例えば海洋に流れ出てしまうプラスチックを減らして、海の安全を守る。安全を守るというか海の自然を守ったり、あとは木々の伐採をやめたりして、自然を守ることが大切といわれているのがあるのですが、やはり人間が生活していく上でまちが発展したりすると、ごみが出てしまったり、森林を切って新しい家を作らなければいけないという機会がもちろんあると思うのですが、そういうのをどう踏まえながら、環境と付き合いながら、まちをどう発展させたり、人間と自然が共存していくのかを考えるのが、今後の環境の課題になるのかなというところはすごく感じています。

(司会)
開発して経済も回していかなければいけない。だけど、自然環境も守っていかないと・・・。そこのバランスをどう取っていくかは、今、大人たちの「おやま市民ビジョン会議」などでも考えていくべきテーマになっています。そのあたりでもぜひ、今後も若い皆さんのお話はいろいろ聞かせてほしいと思います。さて、最後に、未来ビジョンづくりのプロセスで、小山市には、こんなことに取り組んで欲しい、こんなことに関心を向けるべきだ、など、そんな意見がある方のお話も聞きたいと思います。どうでしょうか?
(Dさん)
さっきのウェルビーイングのときに出た話ですが、最近、海外から移住してくる方々が、まちを歩いていたりすると、いろんな外国の方を見かけることがあるのですが。その方々の文化を知る、同じ地域に住んでいる、言ってみれば仲間として、相手の文化を知ったりとか、多文化共生を目指していくようなイベントが小山市とかで行われていけば、もっと海外の方とも、知見とかいろいろコミュニティとか広がって、もっといろいろなことができるのではないかと思うので、その辺をやっていただければいいなと思っています。以上です。

(司会)
ありがとうございます。本当に必要なことですね。小山市のアンケートでも、いろいろな国籍の外国の方がすごく増えているので、自治会とかでのゴミ出しのときのマナーが日本語の表示だと分からないので、ルールを守りたくても守れない形で出してしまう。それに対する日本人の方からの不満のようなものが上がってきています。相互にコミュニケーションが取れていないことで、そういう不幸なことが起きてしまう。またその一方で、「移住者を受け入れる私たちの側が、もう少しきちんとコミュニケーションを取る努力をして、多様性を大切にしていきましょう」ということを自由記述に書いてくださる住民の方もいらっしゃいます。とても大事なテーマだと思います。
(Eさん)
大学1年生のときに東日本大震災についての授業を受けたのですが、そのときに障害を持つ方々、車椅子の方、目が見えない方とか、そういう方が避難できなくて、結果亡くなったり、体調不良になったり、精神的なダメージを負ったり、そういうので苦しんでいるという状況を授業で知りました。そういう方々に対して、災害が起こったときにどうやってサポートしてあげたらいいのかとか、避難所の設営とか、例えば避難所の中で、通路が物や支援物資とかが積み重なって、車椅子の方が通れなかったりとか、そういう問題があるのを知ったので、そういう環境を整えたほうがいいのかなというのは思いました。以上です。
(司会)
そういった方たちへの配慮は、ウェルビーイングの社会を目指すときの基本中の基本ですよね。皆さん、とても大切な指摘や提案などありがとうございました。

続いて、プログラムの最後、浅野市長からのコメントを要約で紹介します。
◎もう50年近く前になるが自分が高校生や大学生だった頃のことも思い出しながら、皆さんのディスカッションや発表を聞いていた。
◎何が変わって何が変わっていないのだろうか、と。ベトナム戦争があり、公害の問題があったが、これから世の中は、そんな問題を大人たちが解決して、良くなっていくのだろうと、漠然と考えていた。皆さんからは、環境問題、SDGs、気候変動の話も出ていましたが、SDGsのもともとの持続可能性というものも、1970年代、私たちが高校生のころにできた概念。
◎気候変動の枠組条約とか生物多様性条約、今、ネイチャーポジティブとかカーボンニュートラルとかと言っているのは、1992年、ブラジルのリオサミットのときに条約ができている。そういう取り組みも30年やっていて、状況が良くなっているのかというと、どうでしょうか?
◎また、私たちが若い頃は、いい大学に行きたい、いい会社に就職したい。自分だけよければ・・という考え方も強かった。社会もそれを肯定していた。しかし、誰か一人だけが良くなって・・というような時代ではもうなくて、誰か一人だけ良い状態になった人がいても、その下に本当に経済的にも環境的にも大変な人が何人も生まれてしまう。そういう意味で、他者の幸福なくして自分自身の幸福もないんだという、そういう感覚を持ってこれからの社会を生きていかなければいけないと思います。
◎これからは本当に、責任ある市長の立場にいる私ももちろん、若い世代の皆さんと力を合わせて取り組んでいかないといけない。
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7|事前アンケートの結果

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最後に、冒頭でも少し紹介した「事前アンケート結果」を紹介します。

Q1 社会人になって住みたいと考えているのは、どんなところですか?

大都市志向ではなく地方志向であることが伺え、また、故郷や学校で縁ができた地方に住むことを希望する若者が7割近い結果になっています。

Q2 
未来の小山市の都市環境のあり方を7項目示し、「そうなって欲しい」ものを、優先順位をつけて、①最も、そうなって欲しいこと ②2番目にそうなって欲しいこと ③3番目にそうなって欲しいこと・・の3つを選んでもらいました。①を3ポイント、②を2ポイント、③を1ポイントで計算すると、多い順に並べた結果は以下のとおりです。
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38P|公共交通機関の整備や、徒歩や自転車で安全・快適に移動できるまちづくりが進む
16P|空き地や平地林などに新しい宅地開発が進み、定住する若い世代や移住者が増える
16P|空き家の改修や利活用が進み、あるものを大切にした住宅整備やまちづくりが進む
16P|商業・工業が発展し、工業団地も増え経済的な成⻑や活力が重んじられている
15P|地域の農業が大切にされ、地産地消が進み、市域内の食料自給率が上がっている
14P|車社会に対応して、駐車場やバイパスの整備など、車での移動が快適になる
11P|環境保全型の農業によって自然環境も良好に保たれ、コウノトリも増えている
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この設問は、答え方は異なりますが、7項目は、風土性調査アンケートの設問7と同じものです。風土性調査で一般社会人の方たちの回答では、地区により微妙な差異があったものの、支持が高かった上位4項目は「公共交通機関の整備・・・」「地域の農業が大切にされ・・・」「空き家の利活用が進み・・・」「環境保全型の農業が・・」でした。徒歩や自転車が優遇され公共交通機関の整備が進む未来を望むのは、若者層も一般社会人も同じでした。差異があるのは、若者の方が農業への関心が薄いということです。

Q3
さまざまなデータや報道で、日本や世界で解決すべき問題とされている事例を挙げ、関心を持っているものを優先順位をつけて3つ選択してもらいました。Q2と同様にポイントをつけ多い順に並べると下記のようになります。
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33P|人口減少・少子高齢化の進行
21P|世界的な気候変動による災害の激甚化、生命リスクの増加
15P|学校に行かない/行けない児童・生徒の増加
12P|日本で農林水産業の担い手が減っていること
12P|経済格差が広がり困窮世帯が増えていること
11P|世界のいくつかの地域で戦争が起きていること
9P|農村地帯ですすむ若者の人口流出や商店などの廃業
5P|日本の食糧自給率の低さ・過疎化の進行・山林が伐採されソーラーパネルや中古車置き場に

Q4 
最後の質問で「小山市長になったら、どんなことに力を入れる? または、小山市に期待することが?」と尋ね、参加者のうち17名が回答してくれました。その回答を全文紹介します。
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◎防災に力を入れたい。現状の小山市は早急に解決すべき課題があるとは言えず、現状維持でも問題なく住める街だと思う。そのため、今後10年20年先の未来を考える余裕があると思う。その時間違いなく必要になるのは防災だと考える。首都圏にも近く絶妙な位置にある小山市は被災可能性もあるのはもちろんだが、立地として大規模な被災が起きにくいと思う。その時、他市町村の被災者を受け入れるぐらいの余裕ある整備を進めることがこの街の発展に寄与すると思う。防災政策の推進はハード・ソフトの両方で、防災以外の効果も生み出すと考える(例:基幹道路の拡張で渋滞解消、安定的な食料供給の確保で農業の維持、駅周辺の再開発で帰宅困難者受け入れ確保もでき平時には商業施設における経済効果)。隣県とのアクセスも良く比較的災害も少ないが差別化がうまく図れない小山は防災に軸を置くのも手段だと考える。
◎福祉分野に力を入れてほしいと考えています。
◎ヤングケアラーや行き場を失った子供たちが他の子供たちと変わりなく成長できる環境作りをしたいです。
◎みんなが笑顔で学校に行けること
◎小山市が豊かなり市民が生き生きと暮らせることを目指す。
◎地域の歴史、文化、自然などの魅力を県内外どちらにも積極的に発信する。お年寄りや子供たち、成人のさまざまな世代の人が関わる交流の場を作る
◎自然を大切にしたい
◎人が集まる施設の設置(コンサートホール、運動場)
◎小山市と言ったら、コレ!!というような地域ブランドや観光資源があるようなまちにしたい。
◎介護支援の分野に力を入れます
◎宇都宮よりも東京に行きやすい、という点を重視して交通の便の良さをアピールした政策を行っていきたい。
◎生活面(分野?)に力を入れたい
◎ショッピングモールや飲食店などの人で賑わった場所をつくること
◎若い世代の未来と今活躍している世代の両方の幸せを両立できるまちづくり
◎例えば自然と共存していくためのプロジェクトなどを子供と企画することによって未来を築いていく子供たちに現状を知ってもらうことが出来、共に考えを出し合えるので様々年代からの視点で考えることが出来るのではないかと思う。
◎出産・子育てがしやすい街づくり、若者が住み続けたいと思える街づくり(商業施設・大型複合施設の誘致)
◎小山市のPRを中心に小山市内で行っているイベントなどの周知
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レポートは以上です。この座談会の続編として、次は大人と共に語り合う場を作る予定です。